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桜色地平線

SoundHorizonの考察ブログ

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「Another Roman」とは一体?

最近ふと「Another Roman」とはなんぞや、ということが気になってきました。

そもそも「Roman」とはイヴェールの物語。
イヴェールとは「生と死の狭間」にいる人。生まれてもいないし死んでもいないからこそ自分が生まれてくることの出来る物語≒誰かの人生を探させている人。

対して「もう一つの物語」
ジャケットからしてこちらは「壊れた人形 骸の男 時を騙る幻想の物語」
「死」に傾き、何らかを偽っている物語。

私はこれが「ミシェルの描いた物語」だと思っていたのですが、そうそう単純な者ではないのではないかという気がしてきました。
根拠は「ミシェルがイヴェールの誕生を待っていること」
「生まれておいでなさいといっている彼女の幻想が果たして本当にイヴェールが「骸の男」として描かれている物語なのか。

もう一つ。
ジャケットでヴィオレットの側に描かれている物語。これらは「another」の方が雰囲気が良いことが挙げられます。少年は少女を振り返り、星屑の少女はプルーと向き合い、金髪のローランは刺されていない。
誰も死んではいないのではないか、という仮説が成り立ちうると思いました。


発想が突飛なのは百も承知ですが……
「骸の男」となったイヴェールがこれから生まれてくる物語=「another roman」なのではないでしょうか。死んでいるから生まれてくることが出来る。これはひどく正常な状態であるといえます。これこそが「彷徨った末に見つけた焔(=命)の物語」なのだとすれば、通常の「roman」世界こそミシェルの作り上げた幻想なのではないでしょうか。

すなわち生と死をつりあわせることで、イヴェールを「生と死の狭間」にとどめた末に、ミシェルの都合に合わせて生まれてこさせる。
結果、通常の「roman」では真実の母からの伝言は届かない。

……ちょっと無理があるでしょうか。
熟考してみます。
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