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桜色地平線

SoundHorizonの考察ブログ

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英雄の駈けた時代。

アルヴァレスの生きた時代はいつだったのでしょう。
白状しますと、クロセカの序盤に登場すること、及び騎士という言葉、火器が存在しない模様である、という幾つかの事項からごくごく勝手にシャルルマーニュの時代を思い浮かべていました。
数字を出すなら9世紀、シャルルマーニュ=サン・キルデベルト6世のイメージでした。共通項を挙げるのならば後半生における戴冠、帝国の成立、領土の大規模拡大です。

……が。
「見えざる腕」あたりでちょっとこのイメージが崩れかけました。あのとき出てきた酒場の音のなかに混ざっていたコルク。シャルルマーニュの時代にはまだなかったはずのものです。

そしてこのたび聖戦のイベリアを聴いて頭抱えました。
聖戦のイベリア末尾にあった「ピレネー山脈」
アルヴァレスは超えていってカステーリャ滅ぼしていますものね。ということは「聖戦と死神」はレコンキスタより後、ということになります。
史実にいうレコンキスタは1492年グラナダの陥落によってイスラム教圏がなくなることで終了しています。詳しくはイベリアの考察をするときにでも書きますが、「聖戦のイベリア」がレコンキスタの終了を告げている以上、あの曲の終了は1492年、つまり15世紀末。

……古くても16世紀の話ですか、「聖戦と死神」
銃器は15世紀の初めに戦史上登場しているはずなので、もしかしたら「聖戦のイベリア」におけるレコンキスタが早期の決着を見ている可能性もあります。それ以上に「聖戦のイベリア」→「聖戦と死神」がブラフである可能性も否定できないのですが。

ブラフではない、という仮定のもと話を進めるのならばもうひとつ「聖戦と死神」と16世紀を結びつける存在がいます。
冬薔薇=ブラッディメアリー
英国女王エリザベス一世の姉にして苛烈な宗教制作で知られるメアリー一世の在位は1553~1558です。そしてその後に続くエリザベス女王が「良き女王」として英国国民に愛されていることにも(最もエリザベスはメアリーを殺してはいませんが)類似性は見て取れます。

「黒の凶弾」は弓であろうと思われていましたが、案外本当に銃弾であったのかも知れませんね。

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