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桜色地平線

SoundHorizonの考察ブログ

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解釈に見る冬薔薇の自尊心。

今回はちょっと小ネタ気味に。

「詩人バラッドの悲劇」にて冬薔薇は「そなた、余に枯れてしまえと申すのか」と言いますよね。
エンデュミオが詠った内容に対してその言葉はとんでもない誤読だとは思うのですが、「詩」と「解釈」の間に明確な矛盾が存在します。

詩では
「陛下は二番目にお美しい」
冬薔薇の解釈は
「枯れてしまえと申すのか」=一番になるために枯れるべきという解釈
ということになります。

要するに詩の内容なんか最初から問題ではなく、冬薔薇の脳裏には「自分が一番」であるという図式、が最初からあると解するべきかと思います。
「二番目」と明示されているにも関わらず一番になる方法を模索して勝手に腹を立てたんですものね。

この、明文さえ覆してしまう自己中心的な思考回路があるのならば、彼女の治める国で何が起こっていたのかを推察するのは難しいことではなく。
ローザ女王が立つまでのかの国は、本当に大変だっただろうなと思います。
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