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3-1+1-2=1
2007.09.20 |Category …Elysion~楽園幻想物語組曲~
真っ先にこの話題というのもあれですが。
この考察をするにあたり、「逆算」することを思いつきました。
すなわち「最後に二人が消えた」時に一人残ることから、二人が引かれる何らかの事情が生じたときに其処に三人の人間が居なければならないことになります。三人を算定するについて、最後に引かれる二人とは誰か。
此処で「仮面の男」を加えるか否かによってパターンが幾つか考えられます。
A)仮面の男を加えない
A-1)「一人娘」が殺した(取り敢えず「首」に関しては考えずに)二人
A-2)「一人娘」ともう一人(無理心中的に)
A-3)「一人娘」ともう一人(「一人娘」は仮面の男に連れ去られ、もう一人は「一人娘」に殺されたと仮定)
A-4)「一人娘」と男の間に出来た子供と男
A-5)女と女の子供
A-6)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と男(残るのは「一人娘」の実子)
A-7)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは男)
A-8)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは女の実子)
A-9)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女の実子(残るのは女)
A-10)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは「一人娘」の実子)
A-11)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは女)
B)仮面の男を加える
仮面の男と一人娘で二人
以上12説の中で真っ先に切れるのがA-1。
荒野に残った一人と「一人娘」を合わせると3-1+1=4になってしまうからです。
残った三つの説で考察を続けます。
「+1」について。
此処でB説は「仮面の男」を最後に入れている以上、中途の+1に仮面の男を含まないのは不自然です。逆にA説で「仮面の男」を含むのは不自然になります。
そこで
A説
3-1+1-2=1
B説
3(二人の女と一人の男)-1+1(仮面の男)-2(仮面の男と一人娘)=1
A説が進まないので一度置き、B説を追求することにします。
つまり仮面の男が荒野に出現した時点でその場に居た二人の女と一人の男は「二人」という模範的な数字に集約されていることになります。
「一人娘」が仮面の男に連れて行かれる以上、パターンは僅かに二つ。
B-1)
最初に引かれたのは男であり、女と「一人娘」が二人で暮らしている
B-2)
最初に引かれたのは女であり、男と「一人娘」が二人で暮らしている
B-2に関してはこの時点で殺す必然性がまるで見あたらなくなります
B-1に関しては確かに後から後悔して、というパターンもありそうではありますが、”それでも私は幸せになりたいのです”
この台詞との整合性がとれなくなります。
つまり、「幸せになりたいから恋する相手を殺す」或いは「相手はもう死んでいるのに『幸せになりたい』と女を殺す」
いずれもおかしな話です。
此処でB説を切りました。
ではA説ではどうか。
確定情報を当てはめるのなら
3(二人の女と一人の男)-1+1-2=1
更に現存している五つの説を大別すると最初の「3」と次に出てくる「3」は性質を異にするのか否か、ですね。言い換えるのならば、「+1」という言葉で二人の女のいずれかが子供をなしたかどうかが問題になります。
ではいずれも妊娠していないと仮定しましょう。
そうすると
「-1+1」では性質上なんの変化も起こっていないことになります。
何かが出て行ってまた戻ってくる。
そして結局その状況に絶望した一人娘が収穫にかかる・・・しかしこの説は此処で破綻します。「仮面の男」が「-2」に含まれない以上、「一人娘」は最初の男と女双方を殺す必要がある。しかし、これを採れば今度は荒野に誰も残らない・・・。
残ったのは
A-6)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と男(残るのは「一人娘」の実子)
A-7)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは男)
A-8)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは女の実子)
A-9)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女の実子(残るのは女)
A-10)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは「一人娘」の実子)
A-11)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは女)
のいずれかです。
換言すれば
A-6)
3(二人の女と一人の男)-1(女)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と男)=1(子供)
A-7)
3(二人の女と一人の男)-1(女)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と子供)=1(男)
A-8)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女)=1(女の子供)
A-9)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
A-10)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と女)=1(「一人娘」の子供)
A-11)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と「一人娘」の子供)=1(女)
さて、ぱっと見て「間引く必要がない」ものはどのパターンでしょうか。
6,7,11は必然性がないように思われます。整合性がない、と言いましょうか。
此処で「笛吹男とパレード」より、「一人娘」は”収穫を誤った”と評されています。そしてAbyssサイドの彼女の服には収穫された林檎がない。
→彼女は収穫することが出来なかったのではないでしょうか。すなわち「恋心の果実を為すことは出来なかった」
最後に残った数式は
A-8)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女)=1(女の子供)
A-9)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
ここで最後の歌詞に行き着きます。
”もぎ採れないのなら 刈り取れば”
ここでの目的語は間違いなく「果実」ですよね?
すなわち刈り取られたのは恋心から生まれる果実である子供。
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
これを暫定回答としておきます。
尚、一人娘が「連れて行かれた」ことに拘っているのは別の曲とも関係のあることなので此処では触れずに終わりたいと思います。
この考察をするにあたり、「逆算」することを思いつきました。
すなわち「最後に二人が消えた」時に一人残ることから、二人が引かれる何らかの事情が生じたときに其処に三人の人間が居なければならないことになります。三人を算定するについて、最後に引かれる二人とは誰か。
此処で「仮面の男」を加えるか否かによってパターンが幾つか考えられます。
A)仮面の男を加えない
A-1)「一人娘」が殺した(取り敢えず「首」に関しては考えずに)二人
A-2)「一人娘」ともう一人(無理心中的に)
A-3)「一人娘」ともう一人(「一人娘」は仮面の男に連れ去られ、もう一人は「一人娘」に殺されたと仮定)
A-4)「一人娘」と男の間に出来た子供と男
A-5)女と女の子供
A-6)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と男(残るのは「一人娘」の実子)
A-7)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは男)
A-8)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは女の実子)
A-9)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女の実子(残るのは女)
A-10)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは「一人娘」の実子)
A-11)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは女)
B)仮面の男を加える
仮面の男と一人娘で二人
以上12説の中で真っ先に切れるのがA-1。
荒野に残った一人と「一人娘」を合わせると3-1+1=4になってしまうからです。
残った三つの説で考察を続けます。
「+1」について。
此処でB説は「仮面の男」を最後に入れている以上、中途の+1に仮面の男を含まないのは不自然です。逆にA説で「仮面の男」を含むのは不自然になります。
そこで
A説
3-1+1-2=1
B説
3(二人の女と一人の男)-1+1(仮面の男)-2(仮面の男と一人娘)=1
A説が進まないので一度置き、B説を追求することにします。
つまり仮面の男が荒野に出現した時点でその場に居た二人の女と一人の男は「二人」という模範的な数字に集約されていることになります。
「一人娘」が仮面の男に連れて行かれる以上、パターンは僅かに二つ。
B-1)
最初に引かれたのは男であり、女と「一人娘」が二人で暮らしている
B-2)
最初に引かれたのは女であり、男と「一人娘」が二人で暮らしている
B-2に関してはこの時点で殺す必然性がまるで見あたらなくなります
B-1に関しては確かに後から後悔して、というパターンもありそうではありますが、”それでも私は幸せになりたいのです”
この台詞との整合性がとれなくなります。
つまり、「幸せになりたいから恋する相手を殺す」或いは「相手はもう死んでいるのに『幸せになりたい』と女を殺す」
いずれもおかしな話です。
此処でB説を切りました。
ではA説ではどうか。
確定情報を当てはめるのなら
3(二人の女と一人の男)-1+1-2=1
更に現存している五つの説を大別すると最初の「3」と次に出てくる「3」は性質を異にするのか否か、ですね。言い換えるのならば、「+1」という言葉で二人の女のいずれかが子供をなしたかどうかが問題になります。
ではいずれも妊娠していないと仮定しましょう。
そうすると
「-1+1」では性質上なんの変化も起こっていないことになります。
何かが出て行ってまた戻ってくる。
そして結局その状況に絶望した一人娘が収穫にかかる・・・しかしこの説は此処で破綻します。「仮面の男」が「-2」に含まれない以上、「一人娘」は最初の男と女双方を殺す必要がある。しかし、これを採れば今度は荒野に誰も残らない・・・。
残ったのは
A-6)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と男(残るのは「一人娘」の実子)
A-7)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは男)
A-8)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは女の実子)
A-9)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女の実子(残るのは女)
A-10)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と女(残るのは「一人娘」の実子)
A-11)「一人娘」(連れ去られるという意味で)と「一人娘」の実子(残るのは女)
のいずれかです。
換言すれば
A-6)
3(二人の女と一人の男)-1(女)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と男)=1(子供)
A-7)
3(二人の女と一人の男)-1(女)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と子供)=1(男)
A-8)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女)=1(女の子供)
A-9)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
A-10)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と女)=1(「一人娘」の子供)
A-11)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(「一人娘」の子供)-2(「一人娘」と「一人娘」の子供)=1(女)
さて、ぱっと見て「間引く必要がない」ものはどのパターンでしょうか。
6,7,11は必然性がないように思われます。整合性がない、と言いましょうか。
此処で「笛吹男とパレード」より、「一人娘」は”収穫を誤った”と評されています。そしてAbyssサイドの彼女の服には収穫された林檎がない。
→彼女は収穫することが出来なかったのではないでしょうか。すなわち「恋心の果実を為すことは出来なかった」
最後に残った数式は
A-8)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女)=1(女の子供)
A-9)
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
ここで最後の歌詞に行き着きます。
”もぎ採れないのなら 刈り取れば”
ここでの目的語は間違いなく「果実」ですよね?
すなわち刈り取られたのは恋心から生まれる果実である子供。
3(二人の女と一人の男)-1(男)+1(女の子供)-2(「一人娘」と女の子供)=1(女)
これを暫定回答としておきます。
尚、一人娘が「連れて行かれた」ことに拘っているのは別の曲とも関係のあることなので此処では触れずに終わりたいと思います。
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